春を待つ心と神の愛
園長 石堂 昭彦
寒さが厳しい日々が続きますが、春の訪れを感じさせる兆しも少しずつ見え始めています。皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
2月は節分や立春を通じて、新しい季節の始まりを感じるとともに、自然の恵みや私たちを取り巻く環境に感謝する大切な時期です。園でもおともだちと一緒に豆まきを行い、「悪いものを追い出し、福を招く」という日本の伝統行事を楽しみながら、心の中を清めることの大切さについて考えたいと思います。
また、2月14日は「聖バレンタインデー」として知られていますが、カトリック教会においては、「聖バレンタイン司祭殉教者」と表記されます。バレンタインは、イタリア・ローマの司祭でした。当時のローマ皇帝クラウディウス2世は、戦士の士気の低下を恐れて、結婚を禁止しました。バレンタインは、この禁令に背いて恋人たちの結婚式を執り行ったために捕らえられ、絞首刑に処せられたといわれています。このことからバレンタインは、恋人たちの守護聖人として、崇敬されてきました。また、バレンタインの殉教の日、2月14日は彼の名をとって、バレンタインデーとされています。この日を機に、おともだちとともに家族や友人、そして周りの人々への感謝と愛の気持ちを大切にすることを改めて考えたいと思います。また、神さまの愛に支えられながら、私たちもその愛を伝えていける存在でありたいと願っています。
寒い日が続く中、体調を崩しやすい季節でもありますので、健康には十分に気をつけながら、毎日の園生活を楽しんでいきたいと思います。2月の活動を通じて、おともだちが季節のうつろいを感じ、感謝と愛の心を深められるよう、職員一同で努めてまいりたいと考えています。
最後になりますが、いつも温かいご支援とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。今月もどうぞよろしくお願い申し上げます。