11月の別名は霜月。冬の嫌いな私にとっては霜と聞いただけでブルっときますが、皆さんはいかがでしょうか。
ところで、着物専門の会社が運営していると思われるネットでの知識ですが、七五三は室町時代から行われていた行事だそうです。「現代のように、医療が発達していなかった時代では幼い子の死亡率がとても高く、『7歳までは神の子』と言われていました。このことからも分かるように、当時は7歳まで元気に成長することが当たり前ではありませんでした」とありました。なるほどと思いました。さらにこうありました。「言葉を理解し始める3歳頃から乳歯の生えかわりがある7歳頃までは、成長に伴って、特に病気になりやすい年齢であると考えられていたため、子供の健やかな成長をお祈りするための行事として七五三の儀式がおこなわれていたのです。」医学的なことはよく分かりませんが、説得力のある解説に感心しました。
子どもたちの様子を見ているとダイナミックな変化に驚きます。自分の望み通りにいかない状況には体全体で不満を表明して手のつけようのなかったKくんが穏やかな顔で挨拶してくれるようになったり、そっぽを向いて全く拒んでいたもう一人のKくんだって親しくかかわりを持つようになりました。人の人生で最も劇的な変化を遂げるのは幼児期の特徴だそうです。ネットの記事を読むにつけ、当たり前のことですが、こうした子供たちの成長のリズムは古代から変わらないのだと実感した次第です。
13日には、私たちも、古代の人々が子どもたちに向けた同じまなざしのうちに、子どもたちがあらゆる災厄から守られ、一人一人の健やかな成長を心からお祈りしたいと思います。
聖劇の練習が始まりました。どの子もいただいた役に一生懸命とり組んでいるようです。指導に当たる松本先生は、思いがけない子供たちの豊なタレント性を発見して驚いていました。お楽しみに。といっても、県や市によるコロナに関する様々な規制が依然として継続中であるところから盛大なクリスマス会は期待できません。具体的なことは追って連絡いたします。寒暖の差が大きい季節ですがご自愛ください。(こ)