「いいかげんランドセル止めたら?」
世の中には突飛なことを言う人がいるもんだと思いましたが、高名な社会学者の意見と知って、複雑な気持ちになってしまいました。たいがい祖父母からのプレゼントだから男の子は黒、女の子は赤になる、とも。
今朝の南風録によると、薩摩川内市社会福祉協議会では役割を終えたランドセルをアフガニスタンの子どもたちに送る活動を10年も続けているそうです。なかには、医師になった女の子もいるということでした。
こうした贈り物は「我が子に読み書きはいらない」という親の意識を変える力があるのだそうです。冒頭の社会学者がこの話を聞いたら、それでもランドセルはやめたほうがいいと言うのでしょうか。
ランドセルが兵隊さんの背嚢が始まりだというのも反対の根底にあるようでしたが。また高価で重たいという理由も述べられていました。
私の子ども時代は米軍払い下げでARMYと文字の入った背嚢がカバンでした。ですからきれいなランドセルを背負ったことはありません。それでも、卒園性ののランドセル姿は微笑ましく心楽しくなります。
今日は元さくら組さんの登場です。
さくらさんは手形を採りました。小さな手でも手形に採ると立派なものです。そのうちこの手で重たいランドセルもひょいと担げるようになるのでしょうね。