聖マリアの誕生の祝日
園長 石堂 昭彦
今日から9月、2学期です。おともだちも保護者の方々も夏休みには、たくさんの思い出ができたことと思います。幼稚園では、今年もAさんのおともだちとJRに乗って薩摩今和泉駅まで行き、唐船峡で美味しいそうめんをいただき、中園久太郎商店の方にお漬け物のお話をして頂き、楽しい一日を過ごすことができました。また、夏休みの間は、たくさんの小学生が児童クラブ来てくれ、鹿児島県水産資源開発センターや唐船峡へ一日遠足に行くことができました。そして、夏休みの間も幼稚園の中は、笑顔でいっぱい溢れていたように思えます。
今月は、9月8日に祝われる聖マリアの誕生の祝日について考えたいと思います。
人間の誕生、それは不思議な出来事です。子どもは自分から望んで生まれてくるわけではありません。また、民族、国籍、家柄などを自分で選べるわけでもありません。親が生まれてくる子どもを選ぶわけでもありません。人間の誕生という出来事の中には、私たちの思惑を超えた力(これをカトリック教会では神の力と呼びます。)が働きます。神こそが、全ての人間の誕生を司っておられるのです。
これは、聖マリアの誕生にも当てはまります。聖マリアが自分に意志で生まれてきたのではなく、神さまが聖マリアを救い主(イエスさま)の母としてお選びになり、聖マリアをこの世に生まれさせたのです。ですから聖マリア誕生の祝日は、聖マリア自身を讃えるというよりも、むしろイエスさまの母になるお方をこの世に生まれさせた神さまの偉大なわざを讃える日だと考えられています。
新学期が始まり、秋の気配が感じられる季節ですが、今年の夏は例年になく暑い日が続きました。9月になっても、この暑さは続くと予想されていますので、おともだちも保護者の方々も健康には十分注意しがら、楽しい9月を送りましょう。
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