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おしごと
園長 石堂 昭彦
私たちの大好きな夏がやってきました!7月に入り、梅雨明けまでもう少しですが、暑い日が続く事でしょう。そして、7月の日本の月名は、「文月(ふみづき)」と呼びます。古くは、書物のことを「文(ふみ)」といい、7月7日の七夕の夜に書物を開いて夜気にさらし、書の上達を祈る風習を「文披月(ふみひらきづき)」と呼び、これが略されて「文月」になったという説が一般的です。
ご存じだとは思いますが、白百合幼稚園では、「おしごと」の時間といってモンテッソーリ教育を取り入れています。私には、3人の子どもがおり、聖母幼稚園を卒園しました。この聖母幼稚園でもモンテッソーリ教育を取り入れているのですが、私は、保育参観でしか見学したことがなく、モンテッソーリ教育を理解できていなかったと思います。
今月は、私が少々勉強したモンテッソーリ教育について書きたいと思います。
モンテッソーリ教育は、イタリアの医師であるマリア・モンテッソーリによって開発された教育理論と方法論です。彼女は、子どもの自己教育と自己形成を重視し、個別の発達段階に合わせた環境を提供することの重要性を強調しました。
具体的には、子ども達は自分自身の学びや活動を選ぶ自主性を持ち、興味や好奇心に基づいて、教室内で自由に活動することができ、興味を持った教材を自分で選び、自分のペースで取り組むことができます。
また、子ども達が自分で物事を成し遂げるための自己補助能力を育むことが重視されます。例えば、自分で自分の靴を履く、着替える、食事をするなどがあります。同じように教室内では、子ども達は自分で教材を取り出したり、片付けたりするなど自分で行動できるようになります。
そして、子ども達は、集団内での社会的な相互作用を経験します。つまり、子ども達は、自分の意見や感情を表現し、ほかの子ども達と協力したり、コミュニケーションをとります。また、年齢の異なる子ども達と同じ教室で過ごし、相互に吸収し合う機会があります。
さらに、モテッソーリ教育は、子ども達が自分の進歩や成長を実感できるように設計され、子ども達は自分の能力に合わせた活動に取り組むことで、成功体験を積み重ね自信を養います。教師は、子ども達の進捗状況を観察し、個々のニーズに合わせたサポートを提供します。
以上のように、モンテッソーリ教育は、子ども達の自主性、自己補助能力、社会性及び、成長を重視することから子ども達は自由に探求し、自分自身の学びを楽しむことで、幼児期の重要な発達を達成することができるということです。
7月は楽しいイベントが盛りだくさんですが、安全に楽しむことも大切です。熱中症や日焼けに注意し、水分補給、帽子の着用及び適切な休息などを心がけ、お友達も保護者の方々も元気いっぱい7月を楽しんで過ごしましょう!
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