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園だより 2023年6月号

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カトリック教会との出会い Ⅱ

石堂 昭彦

6月は、紫陽花の花がきれいに咲き、雨が多いためか肌寒い日もありますが、春と夏の境目で初夏となります。また、日本の月名を「水無月(みなづき)」と呼びます。雨の多い梅雨時にしては、「水が無い月」と書く「みなづき」とは面白いものがあります。そして、英語の月名の「June」は、ローマ神話のジュピターの妻ジュノーが由来とされ、このジュノーが結婚生活の守護神であることから、6月に結婚式を挙げる花嫁を「ジューン・ブライド」(6月の花嫁)と呼び、6月に結婚すると幸せになれるといわれています。

さて、先月の話の続きですが、S君から「今度の土曜日、鴨池教会に行かない?」と誘われた私は、ちょっと興味があったので鴨池教会に行くことにしました。

その頃は、「土曜学校」といって、近所の小学生(1年生~6年生)が、土曜日の午後から教会でシスターや幼稚園の先生によるイエス様やキリスト教についての勉強会、といっても紙芝居を観たり、本を朗読してもらったりする集まりがあり、現在は、「教会学校」といわれています。また、当時の小学校は、土曜日の午前中にも授業がありました。その土曜学校に行って一番驚いたのは、なんと、なんと「お菓子」がもらえるんです。それから私は、足繁く土曜学校に通うようになりました。

しばらくするとまた、S君から「今度の日曜日の9時に鴨池教会に行かない。」というお誘いがありました。私の中でまたもや「なんだ?なんだ?また、お菓子がもらえるのか?」と思い行ってみることにしました。

早速、次の日曜日の朝9時に鴨池教会へ行きました。そこには、たくさんのおとなの人達や子ども達が集まって、歌を歌ったり、お祈りをする御ミサが行われていました。御ミサの最後には、長い服を着た人(神父様)から、みんな丸いお菓子みたいな物(ホスチア)をもらって食べているではありませんか。私は、「ヤッター」と思い列にならんでいました。私の番が来て、手を出すと「洗礼を受けてない人は」と言って、私は神父様に頭を「なでなで」してもらうだけでした。御ミサ自体はとっても楽しいものでしたが、あの時のがっかりは、今でもしっかりと覚えています。これが、私とカトリック教会との出会いです。

私が「洗礼」を受けたのは、この出来事のずっと後のことです。どうして洗礼を受けたのかは、おいおい書いていきたいと思います.

ジメジメした梅雨の季節で、気分も滅入りがちですが、お友達も保護者の方々も元気いっぱい6月を過ごしましょう。

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