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園だより 2023年9月号

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私の想うカトリック園

園長 石堂 昭彦

さぁ!今日から9月、2学期です。 夏休みにはたくさんの思い出ができたことだと思います。そして、2学期は運動会やクリスマス会など楽しいことや新しいことがたくさん待っています。残暑が厳しい9月ですが、お友達も保護者の方々も9月を楽しんで過ごしましょう。また、9月の日本の月名は「長月(ながつき)」と呼びます。長月の意味は、秋分を過ぎて日が短くなり、夜が段々と長くなっていく様子を表したものだそうです。

園児たちが私たちの元を巣立った将来の姿は、自分の道を見つけ、生き生きしている姿、リーダーシップを発揮して慕われてる姿、あるいは小学校で困難に直面したり、自分の存在の意味を自問自答するような行き詰まりを味わったり、社会の中で孤独を背負いながら自分の道をなかなか見つけ出せないことなどが想像できます。

そんな時に心の奥底にある記憶から「だいじょうぶだよ」「あなたは大切なひとだから」という励ましの声の主が幼いころに出会った幼稚園の先生であり、先生たちとの交わりの記憶であったとしたら、なんと素晴らしいことでしょうか。

大人になっていく子どもたちは、幼い日の出来事や先生たちとの関わりを思い出さなくなります。しかし、幼いころに注がれた愛と慈しみの記憶は、生涯にわたってその子を励まし、支え続ける「よりどころ」としてあり続け、その人の「心のふるさと」であり、一生の宝物です。私たち職員の使命は、子ども達に愛と慈しみを持って関わることです。そして、私たちの幼稚園は、子ども達に愛と慈しみを持って関わるために存在しているのです。

私たちの園には、イエス様がおられます。子ども達が将来にわたって安心感、自己肯定感を持ち、世界と向き合って成長していけるように、心がくたくたになった時でも立ち直って前に進めるように、そして人を大切にしながら幸せになれる生き方を教えてくださいます。私たちの園には、マリア様がおられます。様々な出来事をどのように受け止めたら心の平和を保てるかのか教えてくださいます。

私たちの園には、私たち職員がいます。完成した人間ではありません。けれども子ども達の大切な幼児期に出会いをいただいたのですから、私たち自身が子ども達と一緒に成長しながら、子ども達の記憶の中で、幸せな心のふるさとの一部となるように努めます。子どもへの愛、慈しみ、そして信頼を持って、子ども達、保護者の方、先生たちの笑顔がたくさん見られる園であり続けられるように努めていきます。また、私たちは、神様が見守ってくださっていることが感じられるように、人とともにいること、助け合うことが喜びとなるような幼稚園でありたいと考えます。

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