数に挑戦していましたが…
数というのは実体のない世界にあります。つまり抽象的なものです。子どもたちは、1から50とか100までとかすぐ言えるようになります。しかし、厳密にいえば、数を数えているのではなく順序良く言っているだけです。つまり、5という数字を言うとき”5個のミカン”というイメージは沸きません。
中には分かっている子もいるでしょうが、それを確かめるっことが大切になります。ふみひとはそのことを見事に証明して見せました。つまり、8という数字を読めますが、具体的に碁石を8個並べられることができるかというとご覧のように10まで行ってしまいました。先生の手助けで8個並べることに成功しました。
これがモンテの分析と統合というオシゴトの基本となることです。この後、ふみひと君は次第に数の魅力に引き込まれていくことでしょう。そして、数の増減、さらには数の重量感といったことも体で感じていくことになります。高校で二年に上がるときの数学の平均点が36点だったことを思い出しました。頑張れ、ふみひと君!