改めてモンテの奥の深さを知りました
教具をテーブルに出したままじっとしている子どもは先生が来るのを待っているのですが、今日は横入りして自己流の提示をしました。数字を書く練習でした。1から6までを見よう見まねでやってみました。砂数字を人差し指でなぞっていくオシゴトでした。1を下から上になぞったり、4の順序が怪しかったり、5の横棒が右から始まったりで、いくつも修正してあげました。
そこに先生がやってきて本当の提示が始まりました。モンテの提示は言葉で教えないので、先生がしたことを繰り返すように促すだけです。たとえば1をなぞって「イチ」と言うと子どももイチと言います。次に子供が同じ動作をしてイチと言います。これを6まで繰り返します。さらに、カードを裏返しにしたり、順序を入れ替えたりして識別できるかを確認します。
私の自己流提示もしっかり修正されましたが、次回きちんとできるかは自信がありません。今日はもう一つの興味深いオシゴトに立ち会うことが出来ました。感覚教具の色板のオシゴトでした。
バラバラの色板の中から同色のものを二つ選び、右端の手本の通りに並べていきます。次に、色の名称を伝えます。数字の場合と同じ要領で、先生が言ったとおりに「みどり」と繰り返します。やはり並べ替えたりしながら確認を重ねます。こうして、同色の識別から各色の名称を覚えることが出来るようになります。モンテのもう一つの特徴分析と統合が生きてきます。
副教材ですがオシゴトに必要な集中力、その他、筆圧や手首のしなやかさの強化に有効です。