死者の月と待降節に向けての心の準備
園長 石堂 昭彦
秋の深まりとともに、11月の穏やかな日々が始まりました。木々の葉が美しい色彩に染まり、やがて冬を迎える準備を進める姿は、私たちに自然の偉大なサイクルとその中での神様の恵みを思い起こさせてくれます。子どもたちもまた、日々の園生活を通じて一つひとつの小さな成長を積み重ねている様子に、私たちは心から感謝と喜びを感じます。
カトリック教会では、11月を「死者の月」と呼びます。11月1日は「諸聖人の日」(All Saints’ Day)、そして11月2日は「死者の日」(All Souls’ Day)として、聖人たちや私たちの前に亡くなられた方々を思い彼らのために祈る時期です。ご家庭でも、これを機にご家族で亡き方々を偲び、祈りを捧げる時間を持っていただけると幸いです。
また、11月はクリスマスに向けた待降節(クリスマス前の4週間)に入る前の大切な準備の時期でもあります。待降節は、心を整え、希望と喜びに満ちたクリスマスを迎えるための時間です。幼稚園でも、子どもたちと共にこの特別な時期を大切にし、感謝の心、他者を思いやる心を育てていくことに努めていこうと考えています。
10月は、サッカー教室、芋掘りそして、秋祭りとたくさんの行事がありました。11月も持久走大会、七五三そして勤労感謝の日に伴い、税務署様、はなれの台所凜様への訪問などたくさんの行事を予定しております。保護者の皆様方にもご負担をおかけすると思いますが、おともだち共々11月も健康に過ごされますよう、心よりお祈り申し上げます。