2024年11月の園だよりアップしました ⇒ ⇒ ⇒

園だより 2024年5月号

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マリア祭

園長 石堂 昭彦

新年度が始まり、一か月が経ちました。おともだちのみなさんも段々、幼稚園に慣れてきて、園の中はとても賑やかになってきました。また、5月1日(水)は、平川動物公園までの親子遠足、5月31日(金)にはマリア祭が予定されています。親子遠足では、おともだち同士、ご家族同士そして先生方との良い交流を持てればと思っています。

今月は、5月31日(金)に予定されている「マリア祭」について触れてみたいと思います。

カトリック教会では、5月を聖母マリアをたたえる「聖母月」と呼んでいます。聖母マリアは、神さまが人となったイエスさまをお生みになられました。人々は、このイエスさまから神さまはどのようなお方であるかを知りました。病気の人がイエスさまと接したときに神さまの慈しみを味わい、困難を抱えている人がイエスさまに出会ったときに神さまの支えを感じました。「私は主のはしため(召使いの女という意味です。)です。お言葉どおりになりますように。」と言って、聖母マリアは、イエスさまをこの世にもたらす神さまの仲介者としての役割を引き受けました。この姿は、神さまに対する心からの従順を示すものとして、また、キリスト教信者の生き方の模範として、特別に崇められてきました。

5月が「聖母月」と呼ばれる起源については諸説ありますが、5月の新緑の季節は、色とりどりの花々が咲く季節でもあります。ヨーロッパでは、古くからこの美しい5月は、聖母にこそふさわしい月とみなされ、「聖母月」と呼ばれるようになったということです。

また、5月の一か月間は、教会でロザリオの祈りをささげたり、聖母マリアの歌を歌ったりします。そして、5月31日は、その締めくくりとして、荘厳にマリア行列やマリア祭を行います。

マリア行列やマリア祭は、世界中のカトリック系の幼稚園や小学校でお祝いされる特別な日です。この祭りは、聖マリア修道会の創立者、聖ジャンヌ・ドゥ・レストナックによって創設されました。彼女は、こどもたちが聖母マリアのような心を持つことを願い、この祭りを始めました。また、このマリア祭は、こどもたちが優しさや思いやりの心を大切にし、神さまを信じて日々を過ごすことを願う日でもあり、この素晴らしい祭りを通じて、こどもたちは、マリアさまのような心を育むことを目指しています。

今年は、雨が多かったり、寒暖の差が激しかったりで体調を崩しやすいと思いますが、おともだちも保護者の方々も健康には十分注意しがら、楽しい5月を送りましょう。

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