そしていつものようにオシゴトに専念

置かれたところで咲きなさい
登園した子供たちが二つのクラスでオシゴトに取り掛かりました。いつもより幾分落ち着かない雰囲気は仕方のないことですが、それでも子どもたちの意欲に変わりはないようでした。
今日目を引いたのは円柱差しのオシゴトでした。教具は知っていましたが、実際にどうするのかは知りませんでした。Rちゃんは順番に取り出した円柱の順序を入れ替え、それから同じ大きさの穴に戻すということをしていました。
この教具が生まれた背景には次の様なエピソードがあるそうです。
A子ちゃんはコップのミルクを覗き込んだままなかなか飲もうとしません。お母さんが言いました。「いつまでもそうしていたらコップの中におっこちゃうわよ。」A子ちゃんは急いでミルクを飲みました。
自分の顔の大きさとコッブの大きさの違いが分かっていなかったのです。具体的な物と空間の大きさの識別をすることは、私たちにはなんでもなことですが、子どもにとっては大きな発見に違いありません。
オシゴトシリーズ㉖